田舎のおっさんの日本の進みかた

みんな幸せな国の形を考えたり時事ネタ考察等

あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレにおける「表現の不自由展・その後」中止について

 あいちトリエンナーレの展示中止の件について言及してみようと思います。事のあらましは様々な場所でやっていますので、今回は状況のまとめと田舎のおっさんの考えを端的に述べたいと思います。

展示物の問題

  • 慰安婦像を「平和の像」として展示
  • 昭和天皇の写真らしきものを燃やすような展示物

運営上の問題

  • 公費を使って行われていること
  • 事前プレゼンテーションには「慰安婦」の文字があるのに展示が始まったら「平和の像」として慰安婦とはあたかも関係ない作品として展示されていること
  • 子どもが参加するコンテンツの一部であること

中止賛成の主張

  • 税金を投入するコンテンツとしては反日的で相応しくない
  • プロパガンダ作品の展示は政治的中立性を担保出来ない
  • 見た人が不快に感じるものは展示すべきでない
  • 皇室に対し無礼だ
  • 日韓関係がセンシティブだから時勢を考えろ

中止反対の主張

  • 表現の自由は担保されるべきだ
  • 脅迫に屈するべきではない
  • これは河村市長や菅官房長官による検閲行為であり、検閲は許されるべきではない

田舎のおっさん的に

さて、最近実はこれに似た事例がありました。

新潟県国上寺 イケメン官能絵巻に賛否両論

https://mainichi.jp/articles/20190730/k00/00m/040/234000c

これ、文化財である国上寺で歴史上の人物設定のイケメン達が裸で一部女性が喜ぶシチュエーションが満載な日本画なんですが、文化財=税金が投入されている事を理由に燕市議会で撤去が決まったそうです。

市民視点では、「表現の自由は大事だけど、税金が入っている以上、まあ、しょうがないね」という感じであまり騒がれていないようです。また、「子どもが目にする事も考えると、R指定コンテンツとして隔離すべき」なんて話もあります。この件との差は「政治性」これに尽きると思います。

 話をあいちトリエンナーレに戻しましょう。あいちトリエンナーレには子供向けコンテンツもあり、当然この、「表現の不自由展・その後」も子供の目にとまる可能性は高いです。そして、ホームページから作品説明を確認すると解りますが、ほぼ全ての作品が特定方向のイデオロギーに偏っており、展示そのものがプロパガンダと言われても仕方ないのではないかと感じます。そういった意味で偏った情報を子供達の目に入れるべきではないと私は思います。見た人に考える余地を与えない、「これは悪」と決め付けてそれを糾弾するメッセージ性は作品展全体に非常に強烈に展開されており、感性豊かな子供達に見せることは大変危険です。

津田大介とは 

過去3回、美術監督は学会の方だったのに、今回は自称ジャーナリスト、(私はTwitter芸人だと聞いていますが)の方がなぜ選定されたのか、理解に苦しみますが、彼はこの件、いくつか嘘をついていますし、この人選は不適切であったと思います。嘘とは下記のとおりです。

  • 平和の像は慰安婦とは関係ない→作品解説に慰安婦に関するデモに関連して制作されたとあり、密接に関係がある。
  • 脅迫FAXに匿名性があった→コンビニからの発信が解り、捕まった。匿名性など無かった

 まあとにかく、彼のwikipediaを見ると特定のイデオロギーに感化された人物像が浮かび上がります。おそらく、炎上中止までが彼の計算内だったのではないかと感じてしまう次第です。

まとめ

 

            以上となります。